日本語教育現場における「ノダ」指導の現況分析 ―日本語教師を対象にした質問紙調査を中心に―
Analysis of the Status of Noda Instruction in Japanese Language Education : A Questionnaire Survey of Japanese Teachers
- 주제(키워드) ノダ , 日本語教育 , 設問調査 , 日本語教師 , 韓国人日本語学習者 , Noda , Japanese Education , Survey , Japanese Teacher , Koreans Learning Japanese
- 발행기관 한국일본어문학회
- 발행년도 2025
- 총서유형 Journal
- DOI http://dx.doi.org/10.18704/kjjll.2025.03.104.267
- KCI ID ART003186372
- 본문언어 일어
초록/요약
本研究は日本語教育にて日本語教師の認識や指導が重要だと判断し、現在の教育現場での日本語教師の「ノダ」に対する認識および日本語教師が「ノダ」をどのように教えているのかを中心に質問紙調査を行い、その結果を考察した。調査結果、日本語教師の約76.5%が「ノダ」を教えたことがあり、約88.3%が「ノダ」を教える必要があると認識していた。また、「ノダ」を指導するに適切な時期をJLPT(日本語能力試験)を基準に、韓国人教師の約52.1%が日常的な状況で日本語ができるN3から、約54.4%は基本的な日本語が理解できるN4から良いと認識していることがわかった。「ノダ」の指導法としては、大半の日本語教師が共通的に「ノダ」の用法を「説明」として指導すべきで、例文と対話文をできるだけ多く提示して、「ノダ」を教えた方が良いと提案した。 しかし、「ノダ」の用法の場合、本調査における例文によっては、日本語教師の間でも指導する内容が必ずしも一致しないことから、教育現場における定型の用法や機能に関する指導方法はなく、教師個人の裁量によるところがあることが確認できた。本稿の調査では、ニュアンスをもとに指導するケースや、単純な説明で済ませるケースのほか、「わからない」と答えたケースもみられた。これらのことから、日本語教師同士のコミュニケーションの場を設けることが求められよう。
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