韓国人中級日本語学習者のEメールに見られる断りのストラテジー − 日本語母語話者との比較を通して −
Strategy of Refusal on E-mail Communication of Korean Studentsin Intermediate -Level Japanese Language -In Comparison with Native JapanesSep eakers–
- 주제(키워드) 韓国人中級日本語学習者 , Eメール , 断りストラテジー , 日本語母語話者 , Korean students in intermediate-level Japanese language , e-mail , Strategy of refusal , Japanese native speakers
- 발행기관 한국일본어문학회
- 발행년도 2020
- 총서유형 Journal
- KCI ID ART002673434
- 본문언어 일어
초록/요약
本稿では韓国人中級日本語学習者と日本語母語話者が教員に送るEメールに見られる断りのストラテジーを習得レベル別と使用頻度の観点から明らかにし、Eメールコミュニケーションの特徴を探った。まず、日本語能力別の集団間の発話の統計を取った結果、「断り発話」と「断る理由」において有意差が見られた。 「断り発話」は日本語母語話者に比べ、中級日本語学習者が明示的な使用に消極的であったことから有意差が誘発されたと考えられる。それに対して「断りの理由」は日本語母語話者より日本語学習者において多く使われており、理由についても具体的な言及が見られた点が特徴的であった。さらに、気配り発話の一つである「断りに対する残念な気持ち」は日本語学習者より日本語母語話者において多く使われており、思いやり発話の一つである「先生への肯定的な気持ち」と「提案」は日本語母語話者より日本語学習者において多く使われていた。 以上のことから、日本語学習者の特徴として挙げられたストラテジーは母語からの語用論的転移が作用したものと考えられ、日本語学習者の母語調査を通し、今後も検証を続けていく必要があると思われる。
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