言いさしの繰り返し発話に関する考察‒親疎関係による使用様相と機能を中心に‒
A Study on the Repetition of Interrupted Speech-A Study on the Aspects and Functions of Intimate Relations
- 주제(키워드) interrupted speech、repetition、intimacy、discourse、function , 言いさし、繰り返し、親疎関係、談話、機能
- 발행기관 한국일본근대학회
- 발행년도 2021
- 총서유형 Journal
- KCI ID ART002751010
- 본문언어 일어
초록/요약
本研究では、日本語母語話者の発話資料から、言いさしの繰り返し発話を取り上げ、使用様相を機能の観点から考察した。観察された発話から、繰り返し発話は計1036回中、言いさしの繰り返し発話が473回見られ、出現度は46%であった。親疎関係別に見ると、初対面で見られた繰り返し発話は計481回であり、その中で言いさしが277回(58%)、親しい友人の関係を見ると、繰り返し発話は計555回中、言いさしが196回(35%)見られ、この結果から親疎関係による言いさし繰り返し発話の使用に差が見られた。初対面の関係では、相手に躊躇を示しつつ距離の短縮を試み、協調的な関係を築こうと試みる話し手の意図、親しい友人の関係では、共通知識が多いため、断片的な表現で会話が成立するため、繰り返しの言いさし発話が見られたと考えられる。また、機能別に見ると初対面は「情報提示」が圧倒的に高い生起比率を示し、次に「認識・受信」機能が多く見られた。一方、友人関係は「情報提示」「間つなぎ」の2つの機能が多く見られ、親疎関係による言いさしの使用に違いが見られた。初対面は、お互いの共通知識がない関係であるため「情報提示」が多用され、親しい友人関係で見られた「間つなぎ」はリズム感やテンポを喚起できる関係で話を盛り上げ、続く談話に繋げたい話し手の意図が伺える。
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