大韓帝國官報에 나타나는 일본어 어휘와 그 수용실태에 대하여 : 大韓帝国官報に現れる日本語語彙とその受容方法について
초록/요약
この研究は近代の韓国語に受容された日本語語彙の研究の一つとして、大韓帝國『官報』に受容された日本語語彙について考察したのである。韓国で『官報』が発行されたのは、1894年6月からであるが、発行された時期と主体により、三つに分けて考えられる。日本に国権を奪われるまで、(1894年6月から1910年)旧韓国政府が発行した大韓帝國『官報』と、もう一つは日本の植民地であった36年間、朝鮮總督府が発行した朝鮮總督府「官報」がある。そして、日本の植民地から解放された、1948年9月1日から大韓民国政府が発行した「官報」があるが、本稿で扱っているのは大韓帝國の時期に発刊された『官報』である。公文書である「官報」に告示された語彙は中央の政府はもちろん、地方の官庁まで伝われるので、その波及効果は相当なものである。また、「官報」に告示された内容は法律的な効力を持つ。もう一つ、注目すべきところは大韓帝國『官報』が最初は純漢文体であったが、漸次的に漢文混淆文(国語漢文混用文)で発行されたことである。大韓帝國『官報』に受容された日本語語彙数を調査した結果、大韓帝國『官報』には1,967個の単語が使用された。大韓帝國『官報』に受容された日本語語彙の語種には漢字語が圧倒的に多かった。その次が固有日本語、外来語、混種語の順である。また、大韓帝國『官報』に受容された日本語語彙は一部の西洋外来語を除いては、大体漢字表記語である。このように漢字は日本語語彙を韓国に導入するにおいて、重要な役割をしたのである。大韓帝國『官報』に受容された単語の中で漢字で表記されたのは、語種に関係なく、全部韓国の漢字音で読まれた可能性が高い。近代の韓国語の語彙の成立には様々な要素が複雑に絡まっている。最初は中国の影響を受けたが、1890年代以降には、日本語の影響が大きかった。この意味で大韓帝國『官報』は、韓国の近代語彙の成立問題の研究に重要な価値があると思われる。今後、今回の論文が残した課題を補いながら『官報』についての研究を続けて、大韓帝國『官報』が近代の韓国語の語彙の成立に及ぼした影響を明らかにしたい。
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