柳美里『가족시네마(家族シネマ)』연구 : 1990년대 일본사회의 가족문제를 중심으로
- 주제(키워드) 유미리 , 가족시네마
- 발행기관 고려대학교 교육대학원
- 지도교수 유재진
- 발행년도 2010
- 학위수여년월 2010. 8
- 학위구분 석사
- 학과 교육대학원 일어교육전공
- 원문페이지 108 p
- 실제URI http://www.dcollection.net/handler/korea/000000022826
- 본문언어 한국어
- 제출원본 000045609144
초록/요약
本論文は、柳美里の『家族シネマ』を「1990年代の日本社会」という時代状況の中で考察し、また<深見>という人物の意味を察したものである。 『家族シネマ』は活動初期から「家族」という題材を中心に作品活動をしてきた柳美里の代表作であり、1997年芥川賞を受賞した文学的価値のある作品であることから、文学的主題として研究がなされてきた。しかしこれまでの先行研究は、主に作家論を研究方法とし、作家の不遇な家族史を元に私小説として解釈しているものが多数を占めている。このため論者は「作品の時代性及び社会性」を中心とした研究の必要性を認識し、1990年代日本社会という時代状況の中で作品の意義を捉えようとした。 1990年代の日本社会は「失われた10年」といわれるほど経済的不況が続き、「離婚増大、性的混乱、子供遺棄」などが社会問題化された時期であった。特に「父親再発見の時代」と位置づけられ、「父親の子供の発達への影響、父親役割の在り方」が考察されはじめたころであった。一方、このような家族問題に伴って社会的病理現象として浮上した「境界性性格障害」に関心が向けられた時期でもあった。 このような社会状況を背景に『家族シネマ』のテキスト分析をした結果、1990年代日本で社会的に注目された「仮面家族」の姿が形象化されている事が分かった。また作品の中の<私>の父の「過去と現在の姿」を4つの類型に分け考察した結果、1990年代日本社会で関心が向けられた「父親像」の問題点の一面を表している事が分かった。 これまで意味を把握し難いとされていた登場人物<深見>の考察では、<深見>という人物が象徴しているものを捉えようとした。その結果、<深見>は「変化」と「離婚の増加現象」を象徴する人物である事が分かった。また<私>が主に<深見>との関係の中で「境界性性格障害」の特徴を見せている事に注目し、これが何を象徴しているかを考察した。 このように1990年代日本の社会現象を背景に柳美里の『家族シネマ』を分析した結果、この作品が1990年代という時代状況が反映された「家族問題」の姿を現していることを見出すことができた。
more목차
Ⅰ. 서론1
1. 연구의 목적과 의의1
2. 연구사 검토6
3. 연구의 방법14
Ⅱ. 본론17
1.『가족시네마(家族シネマ)』의 사회적 배경17
1.1. 1990년대 일본 가족의 세기말적 현상 도래18
1.2. 아버지의 재발견시대 도래20
1.3. ‘경계성 성격장애’가 급증하는 사회23
2. 『가족시네마(家族シネマ)』에 나타난 아버지상25
2.1. ‘가면가족’의 문제27
2.2. ‘폭력장치’로서의 아버지와 ‘부성복권 지향’의 아버지34
2.2.1. ‘폭력장치’로서의 아버지35
2.2.2. ‘부성복권 지향’의 아버지39
2.3. ‘역할 부재’, ‘자기성 부족’의 아버지 비판44
2.3.1. ‘역할 부재’의 아버지44
2.3.2. ‘자기성 부족’의 아버지49
3. <후카미(深見)>에 대한 조명55
3.1. <나>의 가족에 대한 환멸과 변화 추구56
3.1.1. 변하지 않는 <나>의 가족에 대한 환멸56
3.1.2. <후카미>를 통해 본 변화 추구59
3.2. 1990년대 일본 가족의 세기말적 현상63
3.2.1. <나>의 가족에게서 보이는 현상: 부부별거(가족 내 이혼), 성적혼란64
3.2.2. <후카미>에게서 보이는 현상70
3.3. <나>의 경계성 성격장애73
3.3.1. <나>의 외상경험과 경계성 성격장애74
3.3.2. <나>의 불안한 인간관계와 불안정한 감정패턴의 표출77
Ⅲ. 결론86
참고문헌90
日文抄錄97
부록98